FC2ブログ

新企画のことをひっそり

すっかり寒い季節になってしまったけども、
毎日手袋して「タテの国」描いております。
(去年、しもやけになってえらい目にあったので)

ところで、タテの国はまだまだ続けるつもりなのですが、
「別の企画もやりましょう」ってことで、
新たな企画をここ最近練ってました。
で、とりあえず読み切りなんですが企画が通り
たぶん来年の早い段階でお披露目すると思います。

このブログたぶん誰も読んでないから、
ここでひっそり告知です。

ではでは!
スポンサーサイト



最近のネームの描き方

気づけば、すっかり更新してなかった。このブログ。。
もうお盆か。。

「タテの国」を連載していて、毎週1本ネームを描いているわけですが、
最近の描くスタイルを少しメモ書き。

この漫画、思いっきりファンタジーでなんでもありな世界なわけですよ。
そうすると、イベントの驚きというかそういうものは最初だけなところがあって、
実際「実はこうこうなんだよ」ということを描いても、読者からすると細かいことを
覚えているわけではなく、そういうところで面白さを生み出しにくい。

やはり大事になってくるのは、キャラクターの感情の動きというか、
そこに共感、驚き、くやしさ、怒り、せつなさ、そういったドラマが
入っているかどうかに面白さはかかってくる。

なので、ネームではあまり想定しているイベントにこだわらず、
毎話少なくとも1つは目玉となるキャラクターの感情の動きを入れ込むほうがよいわけです。

そのために、最近心がけているのは、
こう持って行こうとあまり思わないこと。
現実世界も、人は想定通りに動くもんではなく、
いろんな要素と人と人の関わりで、予想できない行動を生み出していきますよね。
それと漫画も同じで、どうなるかわからない。
ただ言えるのはキャラクターは自ら行動している。
確かにこいつはいる。考えている。
そういった感覚を意識しながら、作者側はそれを盛り立てるように演出にこだわっていく。
(ちなみに、この演出に作家性はかなり出せるとも思っています)

そんな感じで最近ネームを描いてます。
まぁ、でもまだまだです。

では、また気が向いたら更新します。

実現可能領域の外から引っ張ってくる

哲学者の野矢茂樹先生の本は面白い。
一般の人に分かるように平易な文章で説明してくれているのに、
妥協していない感じが良い。

最近、野矢先生の本で「ウィトゲンシュタイン 論理哲学論考を読む」
を読んでみた。
ただ、途中まではふむふむという感じで頑張ったんだけど、
後半からはちょっと流してしまった。難しい。。

でも、世界を解体し言語的に解明していく感覚は
とても面白かった。なんかその究極感が分かる気がする。

その中で、創作に通じるなぁと思ったのが、
実現可能世界と実現不可能世界があるとすれば、
その境目が、実現可能世界の限界、マックスの領域という訳なんだけども、
そもそも、実現不可能領域は想像すらできない訳なので、その外側の存在にでもならない限り、
内側からは境目を明確に見出すことはできないという話。

なんのこっちゃ、かもしれないけど、
もっと分かりやすい例で言えば、実現可能な三角形はどこまで行っても、
角がちょっと歪んでいたりして、究極の完全な三角形(イデア的な)には到達できない。
だから、その究極の姿を明確に実現することは不可能だと。

でも、重要なのは、究極の三角形は実在しなくても想像することはできる。
そう考えると、創作もある意味想像から生み出すわけで。
究極の三角形を描く、もっと言えば、実現可能領域の外のなんだか訳が分からない所から
引っ張ってくる、そういう生み出し方をしてるんじゃないかなぁと思う。
その辺り、ちょっと通じるものを感じた。

ちなみに、ウィトゲンシュタインの話は、世界を物凄くフラットに見つめ直し、
そして、そもそも一体何なのか?あたかもレゴのように再構築して捉える感じが、
凄かったので、それはそれでちょっと興味がある方は読んでみてもよいかも。




マンガにおける比喩的表現

BUMP OF CHICKENの曲の歌詞が良い。
なんで良いのかなぁと考えた時、比喩が多いからかなと思ったりする。
聞き手それぞれに発見と解釈をさせることができるから。

で、マンガにおいても同じ事が言えるかもしれない。
感情表現は、表情が一番ストレートだけど、
それを行動で見せたり、
背中で見せたり、
物で見せたり、
風景で見せたり、
直接的表現以外の形で表現することで、
深みが増すんじゃないかと思う。
深みというのは、読者に知らず知らずのうちに染み込む情感のようなやつ。

この辺は、ちょっと意識しようと思う。

週末のネーム作業

最近のサイクルは、金曜日までに作画を終わらして、
金〜土に次のネームを描く感じ。

以下は、
どんな感じでネームを描いているかのメモ。

<ネームの前>
随時思いついて書き留めているメモ書きをとりあえず眺めて、
その話で、描きたいテーマとか場面をぼんやり思い浮かべる。

<ネーム開始>
とりあえず、前回の続きからわかりやすい導入を心がけて、
1コマ目を描く。
メモ書きを思い出しながら、2コマ目、3コマ目と描く。
その後は、思いつくまま直感的に一気にラストまで描き切る。
あまり深く考えないけど、リズムは意識する。
キャラクターにアドリブを出させる。
ストーリーラインを引っ張られたとしても気にしない事とする。

<ネーム調整>
一晩明けて、読み直して気になるところを直していく。
ポイントは、
読者を置いてきぼりにしていないか
演出は足りているか
似たような展開、見せ方が続いていないか
台詞のリズム
などなど。
ゆっくり読んだり、高速に読んだりしたりをしてみる。

二晩明けて(日曜日)、もう一度軽く読んでみる。
もし気になる部分があれば、ちょっと変更する。

<ネーム提出とリターン>
月曜日の朝に送る。
たいてい、その日のうちか、遅くとも火曜日には返事がくる。
よくある指摘は、わかりにくい部分や、演出が足りない部分など。
できるだけ、その日のうちに修正を終えてFIXさせる。


プロフィール

tanakakuu

Author:tanakakuu
漫画&ネーム原作をやってます。
担当作品
ジャンプ+『タテの国』
『宇宙のプロフィル』『心なしのキリム』など
Twitter : @tanaka_kuu

カテゴリ

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR